丸高の上生身づくりに欠かせないのが、おいしい「すり身」。
私たちは、良質なすり身を求めて広く海外へ足を運んでいます。
スケソウダラやイトヨリダイなどの原魚の捕獲から製造に至るまで、現地で細やかに指導。つねに質の高いすり身を供給する仕組みを整えています。
上生身づくりに欠かせない、上質なすり身。弊社が現地指導を行い、厳しい品質管理の下、海外の協力工場で製造を行っています。
港で水揚げされた原料魚を搬入します。
はじめに魚についている粘液や、表面のうろこ、斑紋を取り除くため、よく洗浄します。良質なすり身づくりの第一歩です。
原料魚はとてもデリケートになります。低温帯での品質管理を徹底し、手作業で頭、内臓を除去処理を行った後、機械でカットしていきます。
ここで、2度目の洗浄を行います。カットした時に出た血液やうろこ、ぬめりなどを改めて除去していきます。
次に、採肉機で魚の身、皮、骨を分離します。良質なすり身を製造するため、魚の種類やサイズに合わせた機械を使用するのがポイントです。
つぶしを行った魚の身を大きなさらしタンクで水を循環させながら、さらして余分な脂を取り除いて行きます。
さらし終えた魚は、筒状の専用脱水機を通過しながら水分を飛ばしていきます。
水分を飛ばして完成した原料すり身です。 この後、金属探知機を通過し、検査室にて厳重なランク決めが行われます。
グレード検査を通過し、最高ランク付された原料すり身が丸高の上生身原料になります。
長年愛されて続けてきた信頼と確かな技術・伝統を大切に、一摺り一摺り職人が「上生身」作りに携わっています。
ここからが、丸高の職人の仕事。熟練の技で「上生身」を製造しています。
凍結原料を細断機で削り、石臼に移されて行きます。この作業においても温度管理や原料の状態を細かくチェックします。
フレーク状に細断された原料を攪拌し、職人が丁寧に調味していきます。昔ながらの石臼で擂ることで、上生身ならではのふんわりとした食感が生まれます。
完成した上生身を、衛生的な機械を使って袋に充填・包装します。
すべての製品を金属探知機に通し、異物の混入を防ぎます。
検査を終えた製品を、すばやく氷詰めして梱包。全国へ向けて旅立ちます。
弊社では大きな特注石臼と杵先に桜木を使用した2本の特注杵を用いて『じっくり攪拌』していることが大きな特徴です。 魚の細胞を壊さないようじっくり摺ることで魚本来の旨味とフワッとした食感になるようこだわり製造しております。
丸高工場では感染症対策・ノロウイルス対策・食中毒対策・O157対策として清掃・洗浄の水は全て電解次亜水を使用しております。